ハルシャは突然死亡した父親の、莫大な借金を抱えることとなった。
闇の金融を握る男、ジェイ・ゼルから、父が借りていたのだ。
屋敷も貯金も全て返済に充てたが、なお足らない。
足りない分を、過酷な労働と、ジェイ・ゼルに抱かれることで返却す
る決断を、ハルシャは下す。
かつて名家と謳われた誇りを胸に、年の離れた妹をかばいながら懸命に生きる日々が、もう五年続いていた。
過酷な日々を過ごすハルシャの胸には、一つの疑問があった。爆死を遂げた両親の死に関する疑惑だった。一体誰が、両親を殺したのか。そして、この借金地獄に終わりはあるのか――
そんなある日、ハルシャは路上で一人の青年を助ける。リュウジと名乗る青年は、名前以外の記憶を一切失っていた。彼との出会いをきっかけとして運命が動き出す。それは奴隷状態だったハルシャとジェイ・ゼルとの関係をも変えていった。
※予告なしに、エッチシーン入ります。ご注意下さい。
※平成30年5月1日に完結いたしました。読者さまのご支援に心より感謝申し上げます。
※完結にあたり「ハッピーエンド」タグを追加いたしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-11 01:05:44
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会話率:23%