恋人が、他の男と関係していた――
それを知った夜、直哉の人生は、静かに、でも確かに軌道を外れ始めた。
許せないはずだった。なのに、目が離せなかった。
傷つきながらも惹かれてしまう。
美月の裏切りには、何か抗えない“熱”があった。
「隼人さんにね、言ったの。直哉も混ぜてあげてって」
美月のその言葉をきっかけに、三人の関係は新たな段階へと踏み出す。
羞恥、戸惑い、そして……甘い興奮。
快楽と葛藤の間で揺れながら、直哉は自分でも知らなかった欲望と向き合っていく。
恋人と他人、その境界が曖昧になったとき、
そこに芽生えるのは、絶望か、それとも新しい愛か――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 14:23:15
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会話率:29%