残業帰りの蒸し暑い夜、橙子は一人の美しいアルファ男性・誉と出会う。真のバース性を隠して生きる彼女にとってアルファは天敵そのもの。傲岸不遜な彼とは相性も悪く橙子は怯えるが、弱みを握られて渋々と従っているうちに心境の変化が訪れる。
しかし彼女は
致命的なまでに鈍感で、自分の気持ちや周りの変化に気づかないのだった。
※2020/7/3 プランタン出版オパール文庫様にて書籍化しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 15:31:58
172583文字
会話率:31%
誰かに必要とされたい。そうでなければ生きている意味がない。
父親に虐待され、母親には持て余すように扱われて育った澪(れい)は生まれてきた理由を求めていた。人の役にたてば必要とされるのか。誰かを救える人になればよくやったと褒めてもらえるの
か。何も分からないけれどひとりは寂しい。
誰にも言えない空虚な思いを心の奥に隠し、日々生活する澪だが1人の男との出会いにより変わらない毎日が崩壊していく。その崩壊の先に待ち受けているのは平穏か、それとも…………。
御曹司社長 ✕ 薄幸美人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-31 23:43:37
30837文字
会話率:37%