越名 円加(こしな まどか)の、母方の祖母は、由緒正しき吉宝(きちたから)神社の末娘だった。子宝・縁結びの神社として名高いその神社の血筋に、霊験あらたかな何かがあると言った話は表に出たことはないが、時折、人の顔を見ただけで、良縁を見抜くとい
う不思議な力を持つものが生まれた──という話は、ひっそりと先祖代々伝わっていた。しかし、近年ではその力が具現化したという者はいない──筈だった。円加がその力を発現するまでは。
これは、他人の性欲が、御主珍様(ごしゅちんさま)──……頭に生えるチンコというビジュアルで見えてしまう女の、愛と性欲とチンコの物語である。
【性描写表記に関して ☆→本番なし ★→本番有】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 10:05:00
168535文字
会話率:35%
吉宝神社の末娘として生まれた織江(おりえ)。彼女には人に言えないある特殊な力の為に、『神社の色狂い』と呼ばれていた。高校卒業と同時に嫁がされたのは35歳の男やもめ。過去の要因で男としては枯れきってしまった男と、不思議な力を持つ少女の新婚生活
、そして周囲の人間のさまざまな思惑。★☆★この話は過去(夫婦の新婚時)と現在(他者視点)が交互に展開する話となっております。橘志摩様主催『枯れオヤジ愛企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-24 19:00:00
56876文字
会話率:32%