ひょんなことから、ソレント国第二王女チカリーヌは、
弟ーーリルベットの独り言を聞いてしまった。
いつも思っていた弟の愛が重すぎるのではないかと。
その独り言で確信する。ここにいては自分の身が危ない。
すぐに婚約、結婚相手を探して見つかった
人が、ノービリス国の王太子殿下。
彼にはブラコンの妹がいる。
彼は女性が嫌いとの噂。
しかしチカリーヌにとって婚約、結婚をしてくれる相手。
王太子殿下に尽くしますと向かった先に待っていたのは……
アルファポリスに掲載していたもののを、手直ししております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 18:00:00
61379文字
会話率:46%
21歳になるクレア・カルドンヌはある事情があってその年になるまで独身だった。
伯爵である父も母も、事情が事情だけに、彼女の結婚相手を積極的に探すことはしていなかったが、それでいいとさえ思っていた。
だが、気乗りしない夜会に出席せざる得なくな
ったその夜、クレアは夜這いをかけられる。
あろう事か、その相手はこの国の王太子、ディラン・クリスティだった。
クレアの意思に関係なく進んでいく婚約と結婚に、彼女は戸惑ってしまう。
そんなクレアに、ディランはある賭けを持ちかけた。
ツンデレ伯爵令嬢と、腹黒王太子の恋愛ゲームが始まった。
(「シンデレラの王子様」スピンオフです。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-13 22:43:03
82274文字
会話率:40%