任務中に“淫紋”の呪いを刻まれた、騎士ユウリ・アストロフ。
それは触れられるだけで熱を帯び、愛されるほどに疼いてしまう――
騎士としては致命的な、それでも抗えない快楽の刻印だった。
呪いに苛まれながらも、彼女は剣を手放さず、最後まで戦った
。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、副団長ジェイド・ルファス。
誰よりも彼女を想い、誰よりも、彼女を抱きたかった男。
やがてふたりは結ばれ、夫婦となる。
そして今――妊娠、産休、そして、溺れるような夜の営みへ。
けれど、淫紋はまだ、完全には消えてはいない。
肌に残された名残が、夜ごと彼女を蕩かしていく。
「俺以外、触れさせたくない」
「……誰にも触れさせてない。だから、もっと……」
穏やかな日常の裏で、忍び寄る黒い影。
淫紋を刻んだ“何者か”の目的は、まだ終わっていない。
甘く、切なく、淫らで真摯な、騎士と副団長の夫婦記――
これは、“呪い”から始まった恋の、その続き。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 14:33:41
8916文字
会話率:42%
双子を孕った頃の事を思い出していた里美。
悪阻で辛い中でも、性欲だけは更に増していた妊娠中期の話。
最終更新:2023-07-13 21:15:33
3409文字
会話率:36%