船が難破し助けらたベアトリスは記憶喪失になっていた。助けたのは、見た目こそ美少年だが千五百年生きる毒舌家の精霊・セイル。
毒舌なボケとツッコミ、笑いが絶えない暮らしが始まり、なんやかんやで二人は急速に惹かれ合う。ベアトリスはうっすら記憶を取
り戻し、薄汚れた魔術師が誰かを愛する資格がないと思うのに、どうしようもなくセイルを求めてしまう。
「友達として好きだなんて、残酷なこと言わないでください」
「……わたしは魔術師だから」
「そうやって、僕から好意を引き出しておいて、自分は逃げるんですか?」
思いが重なった幸せは長く続かずに、島に敵が襲いかかり、ベアトリスはすべてを思い出し──
という、コメディシリアス、現在過去ごちゃまぜの話。
※セッは青年バージョンですが、精神的おねショタになりましたァ。
※ヒロインは失った過去で性魔術をしたと思い込んでいますが、していません。
個人差があると思うので残酷な描写マークつけときました。閲覧は自己責任で。
※誤字報告ありがとうございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 22:00:00
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会話率:44%