物語の舞台は、日之本と呼ばれる日本に酷似したパラレルワールドです。時代的には、現実世界の昭和初期から中期頃を想定しています。
藤堂裕也は、日之本を代表する名家の跡取り息子ですが、諸般の事情により、その身分は秘匿されていました。裕也が、昔
の元服に相当する16歳の誕生日を迎えた日、親父から『女征式』と呼ばれる通過儀礼の開始を宣言されました。
その夜、裕也の寝室を『贄女』と呼ばれる専属メイドが、夜伽のために訪れました。その『贄女』の正体は、初恋の乙女である四条綾でした。彼女の身体は、『女征丹』と呼ばれる常習性の強い媚薬に侵され、このままでは余命半年です。許婚の岩清水美香も加わり、三人が女征式を乗り越えるところまでを書いています。
なお、タイトルの後ろの△は脱衣程度、○は短い18禁シーン、◎は18禁シーン有りとなっています。
本作は、因習 ― 壊れていく初恋の美少女を救いたい ― (ノクターン版)の誤字・脱字・書式の見直しに加えて加筆修正(約2割)したものです。また、一話が長過ぎたため、再分割(全31話)しています。
創作メモの後に、番外編を四編、新たに書き下ろしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 00:00:00
135804文字
会話率:39%
僕こと藤堂裕也は日之本でも有数の名家である藤堂家の嫡子だ。僕が16歳の誕生日を迎えた夜、親父であり藤堂家の現当主である藤堂征四郎に呼び出され、藤堂家の嫡子に対する通過儀礼である女征式(にょせいしき)の開始が告げられたのだ……。
女征式では
贄女(にえめ)と呼ばれる専属メイドが宛がわれるが、彼女は常習性の強い女征丹(にょせいたん)と呼ばれる媚薬に侵されており、約半年で純情な乙女、従順な性奴隷、性技に長けた娼婦、淫乱な牝、肉便器へと変化し、最期には廃人となってしまうという。
そして、僕の寝室を訪なった贄女は、初恋の乙女たる四条綾であった……。
許婚の岩清水美香や行儀見習いで藤堂家が預かっているメイド見習い三人組も絡み合い物語は進行していく……。
『なろう』で先行していたR15版の未検閲版となります。本当は同時に投稿したかったのですがやっと準備が整いました。濡れ場のあるエピソードの後に☆印をつけています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-16 00:00:00
117504文字
会話率:30%