翼ある一族、エル族と人間(ヒューマン)のハーフ、ヤツキ。
天空大陸で迫害されて育った彼は、差別から逃れ、自らの人生を切り開くべく、地上へと降りて、学院へと入学する。
学院の名前は、セントラル=サンドリア学院。
そこは、1000年前の遺跡を利
用して作られた学院だった。
時折学院内には、『アビス』という原因不明の亜空間が現れる。
入学式初日に、ヤツキは『アビス』に取り込まれてしまう。
そこで出会ったのは、1000年前の天地大戦で地上側の兵器として開発・運用され、その凄まじい能力で戦争を終らせたと言われているミルスペックホムンクルス、ミナキだった。
契約を求める未知のホムンクルス。
とりあえずアビスから出るためにも、ヤツキはびびりつつ契約する。
『俺は人間に使われる人間の形をしたホムンクルスという”道具”。ヤツキちゃんの望みなら、大体のことは叶えるよ。世界を征服したいとかはさすがに無理だけどね』
そういって、強大な力を持つ金色のホムンクルス、ミナキは微笑む。
道具と己を定義する彼は、ヤツキの全てを叶えるといいながら、ひとつの願いを差し出した。
『道具でもいいから、愛して』
ただ、その願いの形は、ひとのものとは違っていた。
『『道具』の俺を愛して。そしたら”正しい”使い方は自ずと出来るでしょ』
彼が求める『愛』の形と、『道具』としてミナキを割り切れず、ヤツキは惑う。
愛されたことのない片翼の天使と、愛を求めるホムンクルスの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 13:18:33
41392文字
会話率:37%
エル族―それは翼持つ、空に浮かぶ天空大陸に住まう天使のごとく種族。エル族と人間のハーフであるヤツキは、黒い片翼で生まれたがゆえに迫害され、病も患っていた。新しい場所で生きていくことを決意したヤツキは、地上へと降りて『セントラル=サンドリア学
院』へと入学する。そこで偶然にも1000年前の太古の遺産、ホムンクルス、『ミナキ』と出会い、彼を使役することになる。
『俺は、戦争の為の『兵器』で、『道具』だよ』
片翼の天使ヤツキと、人の形をしていながら自らを『道具』と称し、それを譲らないミナキの物語。
『エルとホムンクルス』の改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-21 16:21:32
136268文字
会話率:39%
中卒、ロボオタ、コミュ障、ネトゲ廃人な無職でニートな兄、神崎悠斗と小卒、陵辱エロゲーマニア、吃音なドSでドMな妹、神崎遙。
そんな間違いなく社会不適合者の烙印が押されているだろう駄目兄妹は親の遺産を食い潰しながらダラダラと日々の生活を送っ
ていたが、とあるエロゲーをクリアした事でその世界に特典付きで引き込まれてしまった。
この話はそんな変態兄妹の異世界生活を晴れ時々巨大航空戦艦、時折触手でボゴォってなるでしょうな感じでお送りするハートフルラブストーリーです。
(以前にこの作品で投稿しましたが、諸事情で消したので再投稿作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-16 17:28:56
59218文字
会話率:32%