父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。
だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。
よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。
弟は600年の眠りから醒めた魔王
を退治する英雄だ。
そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。
どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。
俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。
そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。
◎1話完結型になります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 20:03:15
10053文字
会話率:19%
人間国宝ゴロゴロ………。
私は女の子、私は要らない子。
弟が生まれたから、私………。
私………。
なんで、なんで、なんで女の子なの。
私は私はやれる事は全てやったのに。
私、私………男じゃないだけなのに。
最終更新:2019-04-24 22:19:51
2184文字
会話率:49%