戦わずして、山と水と人を治めることができる者は、その富を永遠にすることができる。
その教えを実践し、戦火を交えずに繁栄する山みどりの王国。
東の諸国を滅ぼし、さらなる進軍を進める東の大国の暴君が、その食指を西に伸ばしたとき、山みどりはこれ
を迎え撃つことはできなかった。
果たして山みどりは、一矢たりと放つことなく、この戦いを収めることができるのか。
遠い昔から語り継がれるお伽話。
その世界では誰もが知っている。
残酷で、凶暴で、やさしくて、愛おしい。
あなたは、その世界の探検家だ。
そこに息づく人の鼓動を、川面を揺らす波の匂いを、渓谷を吹き抜ける風の音を、大地を揺るがす振動を、ぜひ感じ取ってほしい。
あなたの想像力の中に、その世界、その魂は必ず眠っているのだから。
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2018.11.25~2019.2.19 初出折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-25 17:00:00
214476文字
会話率:53%
はぐれ鬼や異形のはびこる世界で、宗家筋の司凉を生かすため、愛依(うい)と呼ばれる贄(にえ)に生まれついた翔士。
ところが、病弱に生まれ落ちてしまい、司凉に生気を上げるどころか、反対に司凉から祝血(はふりち)をもらって、ようやく命をつなぐ始
末。
甘えたの愛依が、祝主(はふりぬし)の司凉の役に立とうとして、頑張るお話。
間違えて、二話まで、ムーンライトノベルズの方に投稿してしまいました。
「小説家になろう」の方で、「贄だけれども、役に立っていません」の作品名で、投稿を始めました。
内容も若干、手直しをしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-07 01:35:42
12413文字
会話率:39%