借金返済のため、給料の高い働き口を見つけたビアンカは、田舎から都へ出てきた。コツコツ働き、完済も間近に迫った彼女に、難題がふりかかる。
都は春、発情期真っ盛り。色欲に走る男女ばかりだったからだ。おまけに婚約を破棄して故郷で別れたはずの幼馴染
が、都の部隊に異動になって街にいたから、ビアンカは気が気ではない。
更に何故か借金がまた増えた。追い込まれたビアンカは、幼馴染を怒らせると分かってはいたが、非常手段をとってしまった。
※短編『戌隊長は、今日も寝不足です』の続話(全4話)です。これのみでも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 07:01:26
19472文字
会話率:34%
国境警備隊の隊員ビアンカは、優れた嗅覚の持ち主である。仕事上は役に立つ能力だが、退職する前日になって、能力を逆手にとった者に媚薬を盛られてしまう。
彼女の貞操の危機を素早く察知したのは、彼女の元婚約者であるシグバードだった。
※十二
支【戌】をモチーフにしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 06:00:00
14510文字
会話率:33%