ロンバルディ王国に住まうヴェルディアナは名ばかりの伯爵家バッリスタ家の令嬢。
そんなヴェルディアナは十五歳のある日、両親によって婚約の話を告げられる。相手は名門侯爵家の嫡男であるリベラトーレ・カザーレ。丁寧でとても優しく、ヴェルディアナのこ
とをとても大切に扱ってくれる。まさに、理想の男性。……年齢以外は。
そう、リベラトーレの年齢は八歳。ヴェルディアナよりも七つも年下だったのだ。
「リベラトーレ様だって、こんな年上の妻絶対に嫌になるわ」
ヴェルディアナはそう考え、リベラトーレに対し「貴方は年下すぎるから婚約を解消したい」と告げる。さらに、それから数日後バッリスタ家は没落してしまい、発表前だったヴェルディアナとリベラトーレの婚約はなかったことになった。
それから十年後。平凡な街娘として暮らしていたヴェルディアナは、ある日突然呪われてしまう。しかも、呪いの効力は「異性に触れられると激痛が走る」という厄介なもの。一体だれが呪ったのかは知らないが、このままだと婚姻することが出来ない……! そう思い危機感を抱いたヴェルディアナの前に現れたのは、十八歳の美丈夫に成長したリベラトーレ。彼は王国をも認める優秀な魔法使いの一人になっており、ヴェルディアナに対し一つの真実を告げた。
「その呪い、俺がかけました」
と。挙句の果てにこの呪いはリベラトーレの意思でしか解くことが出来ないらしい。そして、呪いを解く条件として「婚姻して添い遂げる誓いをすること」を提示された。
「俺を捨てたこと、絶対に後悔させてやる」
「俺はヴェルディアナ以外の女なんて、みんな同じに見えるのに」
リベラトーレの側にいれば、呪いの効力は弱まる。そのため、カザーレ侯爵家で侍女として働くことになったのだけれど……この年下男子、滅茶苦茶執着心が強くないですか!? 挙句の果てに、淫らなスキンシップを仕掛けてきて……。
♢日刊ランキング2位(!?)になりました!
♡ロマンスファンタジー漫画原作大賞にて佳作を受賞させていただきました。
※ヒーローは初期はショタですが、Rシーンがあるのは成長してからです。
※アルファポリス、エブリスタにも掲載中(表名義にて)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 18:00:00
100278文字
会話率:40%
お荷物でしかないのなら、いっそ死んでしまいたい───。
大好きな兄を守りたいのに、幼く平凡な自分ではどうすることもできなくて、歯がゆい思いに苦しむストラ。
毎回死ぬたびに、まるでタイムリープをするかのように同じような環境に生まれ変わるスト
ラは、三度目の人生でも兄を狙う魔族に人質にされてしまう。
『今度こそ兄ちゃんを守るんだ 』
その一心で自ら死を選んだはずなのに、気がつけば、ストラはその魔族により命を救われていた。
そしてストラの知る一度目の人生とは異なり、なぜか彼らからは溺愛されていく。
人外×ツンデレ気味な少年の溺愛甘々ファンタジーBL。
R18は、当分出てこないはず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 09:49:43
159147文字
会話率:28%
目が覚めたら、どこか見覚えのあるゲームに似た世界のなかで、餓死寸前の子どもだった。
そんな不遇スタートから、イケメン死神に助けられ、教会に保護されることになり、早15年。
神様や妖精たちの姿を見て、声が聞こえる神官となったオラクルは、とにか
く地味に生きていきたいだけなのに、ゲームのメインキャラと出会ってしまうし、巻き込まれるし、なぜかモブではいられない。
しがない隠れヲタクだった日本のサラリーマンが、転生した先で次々と巻き込まれていく、モブでいたいと叫びつづけるファンタジー風味の気楽に読めるBLです。
令和2年6月30日最終話更新に伴い、感想欄を解放しました。
感謝の気持ちでオマケを追加しました。
※年齢制限のある話は*がつきます。
また、初期は第4話までショタ期間あります。
誤字や用例ミスは、心の目で見てスルー推奨。
気になる人は今すぐブラウザ閉じるかバックしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 18:06:49
443211文字
会話率:19%