――魔王の時代、あるいは妖精の時代。
人々は現在をそう呼んでいる。
大陸の外、南海諸島に向かう港町の宿屋で、『平凡な吟遊詩人《旅の楽師》』に身をやつした26歳の『神の子』サミルは、英雄級として名が知れる傭兵『堅牢剣鬼』ハルディアに春
を買われ、契約の一夜を過ごした。
「男も喰えそうかい? 英雄さん」
「ん、他の男はわからぬが、楽師さんは喰わせて頂く」
22歳のハルディアは若干初々しくサミルを抱いて、「本気で楽師さんに惚れたので、行先についていく」などと言い出した。
『堅牢剣鬼』は腕が立つので連れて歩けば自分が楽だし、普段フード付きローブで顔を隠すサミルと違ってその出で立ち――鎧姿は知れているので、色々便利だ。
好意が前提なら扱いやすいだろうし……若干、サミルの側も『この英雄さん、好ましいな』という情が湧いていたので、サミルは同行を許可して、二人は一緒に南海の冒険に乗り出したのであった。
年下の初々しい攻め、年上の包容力受け、のんびり更新冒険譚、ハッピーエンドとなっております。
※致してる話にはタイトル末尾に☆付けています。
※この作品はアルファポリスでも連載しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/313185858/598659902折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 21:38:52
154138文字
会話率:38%
十数年来の幼馴染から、晴れて恋人になることができた。付き合って一か月、今日は三回目のデート。安いうまいのいつもの居酒屋で、いつもどおりのくだらない話をして、名残惜しさも未練もなく改札で普通に解散するけれど……二人は本当に付き合っている。でも
、キスもしたいし、えっちもしたいし、そうでなくとも、せめて手くらいは繋いでみたい!!
……という感じの初々しい攻めが、がんばって受けにアプローチするお話です。
全4話(14,000字程度) / おまけ1話
大型わんこ系の攻め(社会人)×わんこブリーダーな受け(大学院生)
アルファポリス様、fujossy様にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 07:20:19
17449文字
会話率:42%