夏は嫌いだ。この世で一番、大切な人を亡くした季節だから。
俺様亭主関白気質のイケメン年下ワンコ×魂の番であるアルファを失った影のある年上未亡人
オメガの桐生薫は大学卒業後に交際していた魂の番であるアルファと番った。
だが、その一
週間後に交通事故で番を亡くしたショックによる喘息と心臓の病に悩まされ、入退院を繰り返す。
治療を終えたときには五年の歳月が経ち、番をよく思っていなかった家族と絶縁状態に。
病気を繰り返すオメガの身では定職につけず悩んでいた。
運よく大学時代の親友・瞬のツテで、栃木の田舎へ引っ越した薫は、私立北条大学付属高校の図書館で働きながら茶道部顧問となる。
茶道部監督の古文教師・楠大和に対して苦手意識を持ち、当初はつっけんどんな態度をとるが、ひょんなことから彼の人となりを知り、交友を深めていく。
いつの間にか、亡くなった番と雰囲気の似た大和に惹かれるが薫は貞節を守り、思いを秘めていた。
しかし町場で五年ぶりの発情期が起こってしまい、見知らぬアルファに襲われてしまう。
大和に救われるもののオメガの本能には逆らえず彼と一夜をともにしてしまったのだ。
そうしてセフレとしての関係を続けるうちに、教育実習生の竹本雅が大和の魂の番だと発覚し——。
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
性描写:※
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■8月までに完結&推敲して誤字脱字をすべてなくすことを目標に執筆しています。
この作品はfujossy様から転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:40:55
58286文字
会話率:42%