フレイド王国第二王子アロイスは、虚弱な妹姫シャルロッテを健康にすべく薬師として各国を飛び回り長く奮闘してきた。努力の甲斐あって、彼は遠い異国の地ロヴノエ王国に打開策があると情報を手に入れることが出来た。その後様々な懸案を乗り越え、シャルロッ
テはついにロヴノエへと旅立つ運びとなる。だがその旅路は虚弱な彼女にとっては困難を極め、到着時には瀕死な状態となってしまう。そんな妹姫に付き添うアロイスもまた、妹の明日をも知れにぬ状態に身も心もすっかり疲弊させていた。そんな疲れ切った彼に優しい声をかけてくれたのは、シャルロッテの主治医レナートであった。
気が弱くも心優しい人間王子と恋を知らぬ人狼医師の恋物語。
アロイス視点→◎
レナート視点→○
R18に※をつけています。
「第三王子は元虚弱姫に愛でられたい」のアロイスとレナートの出会いからくっつくまでの話です。
初めてのBLです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 06:00:00
48391文字
会話率:17%