大人たちのいいつけを破り幼い少女が迷い込んだのは真黒な化け物が棲むという森の中だった。
化け物を一目見たいと探して森を進むうちに帰り道がわからなくなってしまった彼女は、途方に暮れているところを一人の青年に助けられる。彼は黒髪黒目のとても
整った容姿の美しい青年で、少女の手をとると帰り道へ導いてくれた。「もしかしてあなたがの森に棲んでる化け物さんなの?」人間離れした美貌の青年に少女は聞く。だが、その答えは聞こえる間もなく―――
※ファンタジーですがファンタジー要素はほとんどありません。なんちゃってファンタジーの少し切なめ、二人の一人ぼっちのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-07 00:53:47
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会話率:27%