これは、世界を変えるほどに強く、悲しいほどに純粋な。
魔物と人間の愛の物語。
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それは、まだ人間が魔法を知らず、魔物がさほど知恵を持たなかった時代。
村はずれに暮らしていた青年、ロディはいつもの森での狩りで、一頭の魔物と出会う
。
人語を話す、不器用だが優しい魔物。
人間の知恵と、魔物の魔法を互いに教えあい、種族や生態の違いを乗り越えながら、彼らは番となり、穏やかに暮らし始めた。
死ぬときは一緒だと、呪いにも似た約束を抱いて。
やがて、人でありながら魔法を使うロディは、人々から救世主と噂され始める。
教会は、そんなロディに目をつけ、手に入れようと画策を始めた。
そして二人は、悲劇の壇上へと引きずり出されていく。
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別連載の『氷の救世主は魔王の愛で解ける』の外伝的位置づけになります。
このお話自体は、バッドエンドに近い形で終わる予定です。
二人の未来はこの話の中では語られず、本編で完結します。
この話だけでも楽しめる予定ですが、ハッピーエンドをお望みの方は、本編連載と合わせてお楽しみください。
この話は、エブリスタでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 05:00:00
42664文字
会話率:24%
魔王軍から竜族の谷を守った紫竜の俺は、その際片翼を失った。絶望しながらも、翼探しの旅に出ようとしていた俺に、癒しの力を持つ白竜のアルブがついてきた。※異世界ファンタジーです。人型になります。ラスト卵生描写が二行くらいあります。
最終更新:2019-10-27 23:24:42
10334文字
会話率:56%