俺はエルフェン・ヴィア19歳男子。しかしエリセ・ヴィア19歳女子でもある。宮廷魔道伯ヴィア家の双子として互いの意識を交感できた俺たち。皇帝の後継争いの最中、斬られて死んだ俺の魂を取り込み、心の奥に引きこもったエリセの代わりに妹の身体を使用し
ている。そんな歪な俺は、幼い頃エリセとともに人質として預けられたカッツアーナ公の養女となった。公の身内の騎士3人のいずれかと結婚し、ヴィア家の力を伝えるため。しかし公、申し訳ない。この3人の騎士、双子の悪魔として名を馳せた俺たちが散々やりこめた相手でして……なのになぜ俺(エリセ)をうっとりと見つめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-08 12:00:00
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会話率:22%