両親と似ても似つかぬ容姿で生まれたせいで、『精霊の取替え子』と恐れられ、わずか2歳で捨てられた私。そんな私を拾い、名前をくれたのは流浪の民・ソヴェリの長だった。
【夢見の才能】を開花させるため、ソヴェリの娘は18になれば処女を捨てなければな
らない。
養父に連れられ、高級娼館までやってきたはいいが、いきなり現れた身分ありげな美貌の男に拉致されて――。
人違いです。私は陛下じゃありません!
一見俺様な宰相閣下と、処女を捨てる相手が変わっただけと割り切ることにした私の、体から始まる恋。
(一迅社様メリッサレーベルより2017年12月に書籍化予定)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-01 16:58:49
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会話率:30%