二週間後にロペルス王子との結婚を控えたエリカ・リヒトは、他国からの賓客を迎える直前になっても戻らないロペルスを探すため、森に入ったところ、魔力が暴走しそうになる。それを留めてくれたのは賓客の一人であるカイトだった。彼はロペルスの友人、ゾーイ
の婚約者で魔族だった。
「ロペルス・ヴィペールは食中り」の続編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 00:00:00
11115文字
会話率:38%
レーベン女王の姪、エリカ・リヒトは少しばかり気の強すぎる性格のせいで、何度も縁談を断られてきたが、ついにクリーヒプランツェの王子との婚約を決められてしまった。肖像画でしか知らなかった、線の細い王子は、森で食中りで倒れるような変人で、エリカ
を「おいしそう」などと言う。身の危険と嫌悪感を感じたエリカは祖国に帰りたいと願うが、美しい彼の求婚を断ることが出来ずに、うっかり頷いてしまう。そして、エリカは後悔した。どんなに美しくても、普段は優しくても、彼の趣味だけは絶対に受け入れられない。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-05 00:00:00
62407文字
会話率:41%