10年前、あとにしたこの場所に俺は戻ってきた。……――今度は正妃として。
昔、俺は子供を捨てた。
当時半ば自失状態だった俺がリセデオ王国、リモヌツ公爵家の養子になったのは8年前。俺の実の母親が大国の王族だったと知ったのと同時だった。
母
のことを愛している公爵が、自分の子供である可能性の高い俺を探していたのだという。
今更。そうは思いながらも俺は、可能な限り愛情を注いでくれる公爵の元で貴族としての教育を受け、立ち直ってきた矢先、謝る公爵に頼まれ、隣国ニアディスレの王室へと嫁ぐことになる。
そこは10年前にまだ幼かった我が子を連れて行くこともできずに一人、自分だけで去ることになった、当時、俺が国王の愛妾として過ごしていた場所だった。
10年前。突然、記憶を失った国王ルスフォルから受け入れられずに離れざるを得なかった主人公ティーシャが自分を知らない、かつて愛した相手だった国王と再び愛を育む話。
12歳の息子を添えて。
になる予定です。
・男女関係なく子供が産める魔法とかある異世界が舞台。
・概ねドシリアスの予定。
・第二章が過去編。
・ぶっちゃけプロローグの冒頭一文書きたかっただけ。(出オチ。
・残りは全部後付けの見切り発車。
・R18描写があるお話にはタイトルの頭に*を付けます。
・アルファポリスさんにて先行公開してます。
・ストックが無くなったので次の更新は未定です。
・1回の投稿の文字数をだいたい3000~6000字ぐらいに調整しているので、アルファさんとは1話単位の区切りが違います(アルファさんは1話だいたい1000~2000字)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 22:00:00
152314文字
会話率:14%
悪政に苦しんだ市民が起こした反乱。
そのキッカケとなった「カンティラの悲劇」と呼ばれる惨劇があった。
善良なる市民の多くが犠牲となった惨劇を導いたのは、ララルーシャという一人の平民兵。
その後、ララルーシャは王に気に入られ、王城付きの兵とな
った。
民は「裏切り者のララルーシャ」と口々に囁いた。
ほどなくして、非道と恐れられた王は死に、その配下たちは刑に処された。
国に平和が広がるなか、ララルーシャは刑に処されることなく、ひっそりと姿を消した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 10:00:00
5479文字
会話率:28%
破産寸前、没落貴族であとのないコンスタンス。手持ちの財産は……父の残したうなるような量の官能小説!?
有能な執事に「官能小説家」になることを提案され、古今東西の官能小説を読み漁るうちに妄想と才能が開花。
よりよい官能小説を書くため
に……あとは実践あるのみ!
※「小説家になろう」掲載作品と一部連動する設定がありますが、こちらはゆるっとコメディとしてお読み頂ける方向けです。
※エブリスタにも掲載あり
☆2023eロマンスロイヤル大賞さまでコミック原作賞を頂きました。応援ありがとうございました!!詳細はまた後ほどのご案内となります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 13:20:01
62811文字
会話率:39%