かつて『金糸雀の歌姫』と持て囃された歌手、ルナリィは、婚約者の裏切りによって失墜。かつての栄光は見る影もなく、小さな劇団で細々と舞台女優をしていた。
そんなある日、ルナリィは劇場のオーナーから頼みごとをされる。それは、『さる高貴なお方の話し
相手になる』こと。
拒絶したものの無理やり押し切られ、渋々訪れた先にいたのは、女神と見まごうばかりの美しい男性。彼は実は『金色の獅子』と名高い、イヴリル公国の南方将軍スタールだった。
スタールはある目的のため、ルナリィに偽装婚約を持ちかける。しかしルナリィは、大の軍人嫌い。
「軍人なんて大っ嫌いなのよ!」
そう言い放つルナリィに、スタールは彼女が所属する劇団への支援を持ちかけて……。
素直じゃない歌姫と、キザで女たらしな将軍。そんな二人の、偽装婚約から始まる物語。
※『身代わりの薔薇は褐色の狼に愛でられる』のスピンオフですが、株式会社一迅社様より、よそからの商業化問題ない旨許可をいただいております。もしよろしければお声がけお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 18:00:08
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会話率:34%