18歳になり、王太子ハロルドは隣国の王女マリッサと結婚した。
しかし兄の妻・クレアに恋していたハロルドは、5年前に『女性の体を学ぶ』ため抱いたクレアとの1夜が忘れられない。
そのせいもあって、クレアと同じ色の瞳を持つマリッサの顔を半年経った
今でも見ることができなかった。
一方、王太子妃マリッサは夫がなぜ自分を見てくれないのか分からない。
理由を知りたいと思いながらも「ハロルドは自分が嫌いなのだろう」と考えて、なかなか理由を尋ねられずにいた。
そんなある日マリッサは、「クレア」という名を嬉しそうに呼ぶ夫の姿を目にする……。
◆こちらは、短編『女性について学ぶ王太子は、兄の妻と一夜を共にする』の続きです。ですが5年経過している上に主な視点も新キャラとなっておりますので、前の話を知らなくてもお読みいただけます。
◆シリアスですが、特に大きな事件もないふわっとした話。断罪系イベントもありませんので、人によっては胸糞と感じるかもしれません。
◆第1話と余話は男性(ハロルド)視点。他は女性(マリッサ)視点となります。
◆R-15程度の描写がある回には△を、R-18の描写が(多寡にかかわらず)ある回には※をつけております。
◆完結後ではありますが、補足として途中に「余話:離宮の王太子」を追加いたしました。
◆短編と合わせて1作品にしたものをアルファポリスにも掲載しました。それに合わせてムーンライト版も改稿し、エピローグを追加しております(2022/12/01追記)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 20:40:11
40731文字
会話率:36%
私は、全てを妻に捧ぐ。
忌まわしき差別社会により、生まれたときから奴隷として生きてきた青年、マラ=マディル・ウィズベルト。
彼は、愛する妻とまだ見ぬ我が子を守るために自ら国王の元に出向き、政治について意見するが、暴君である国王は、彼の話
に耳を傾けなかった。
それどころか、城に乗り込んできた無礼者として、手足を切り落とされたあげく、兵や自身の慰み者として、23年間も彼を囲い続けた。
しかし、ひょんなことから、自由の身となった彼の元に妻、アミリアが現れて……。
四肢を持たない優しい男と一途な女性の純愛物語。
※一応、前作人格者の英断の続編ですが、マラ=マディル・ウィズベルトとアミリアの出会いや別れ等を描いたものなので、初めて読まれるかたも読みやすいように工夫しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 08:25:14
22320文字
会話率:21%
私は、あなたと全うな恋がしたい。
ひょんなことから、ある少女のもとで性奴隷のような生活を送るようになった雪路。
彼女は、間借りしている画家志望の消極的な思考をもった少女、天野美琴に恋慕の情を抱くけれど、美琴は、雪路を辱しめるような行為しか
強いらない。
雪路は、何度も普通な行為を願うけれど、そのたびに美琴の指に絡み付いた不思議な蜘蛛の糸を付けられ、体を縮ませられ強引に弄ばれる。
それでも、雪路は、美琴のことを愛し……。
画家志望の少女と一途な女性の切ない恋物語。
前作、画伯の筆遣いの続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 22:29:18
17578文字
会話率:23%