わたしが入院しているのは橘精神医院。
オーナー精神科医の橘先生とは発展途上国の戦場で知り合う。
わたしは人の心を見、人の心の中に入り込む。
知らない子供の声を聞き、天使の非声を耳にする。
彩と色のない闇の中、同時に分裂して生きてい
る。
何度自殺しても助かるので、もう死ねない。
だからわたしは生きるのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-16 07:00:00
23739文字
会話率:63%
誰か、あるいは何かを可哀想と思ったことが一度もない男。
友だちがおらず。両親とは仲違いし、高校生になってもイジメに遭っている女。
男には感情がない。
女には自信がない。
ある日、女を見染めたのは男だ。
が、当初、男は自分でそれが
わからない。
やがて男は女を拉致監禁し、ある夜、女から聞かされた話に腹を立てる。
次いで、ある行動に駆り立てられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-31 07:44:57
24694文字
会話率:52%