薬師見習いとして母の薬屋で手伝いをしているローズは、母が書き残したメモを見ながら明日来るはずの常連客の薬湯を用意していた。とっくに店じまいしたところへ、突然、客がやってくる。精霊熱に侵された召喚士を急いで見て欲しいという。この世界では誰し
もが精霊の加護を受けているが、精霊を呼び出し操ることができるのは、ごく少数の選ばれし人たちのみだ。彼らは、精霊使い、あるいは召喚士と呼ばれている。召喚士は、時に自らが呼び出した精霊をコントロールできずに精霊病と呼ばれる状態に陥ってしまうことがあった。超エリート召喚士であるシリルの治療を頼まれたローズは、なんとか治療することはできたのだが、シリルの添い寝係に任命されてしまう。超エリート&超美形の召喚士様のそばにいて心臓が持つかどうかを心配するローズと出生の秘密を持つシリルのお話。※前半エロは少なめ。ちょっぴりシリアスですが、主人公がわりとお気楽な性格なのでゆるっとお話は進みます。☆★エロ展開あり。完結済みの拙作、『運命の相手とやらになかなか出会わないので好き勝手させていただきます』と同じ世界でのお話で、少しだけ歴史上の出来事で関係があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 17:00:00
129100文字
会話率:57%
天涯孤独の大学生、真央が、大学構内の鏡の落書きから、異世界に引き込まれてしまった。そこは『魔王』が『マナの樹』の魔力を独占している、という言い伝えのある世界で……。初の異世界トリップです。
最終更新:2013-04-26 17:32:19
79469文字
会話率:37%