あの日、私の初恋は終わった。
十六歳の誕生日、大好きな幼馴染と美しい人の逢瀬を目の当たりにしたアデライーデは、領地を飛び出し王城の図書館で司書として働いている。分厚い瓶底のような眼鏡に髪を引っ詰めただけの地味な見た目で、恋愛など無縁な生活。
平凡に慎ましく暮らしていたのに、何故か領地にいるはずの幼馴染が王城で騎士として働いていて、望まない再会を果たしてしまう。お互いの誤解を解き、寄り添おうと努力する二人のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 16:09:44
30591文字
会話率:61%
長い時を超え、途絶えていた黒魔術は復活した。
なんとなく興味を持った男が適当に行った行動で、だ。
その時に呼び出した悪魔は真っ赤な髪を靡かせたツルペタ幼女。
「願いを言え。当然対価は貰うがの」
最終更新:2019-07-13 00:00:12
3496文字
会話率:62%