あたしにとって、愛情ってやつは肉体関係ありきのものって印象をもって育ってきた。
それは、生きるための手段であったし、生きていると実感するという目的でもあった。
あたしは、カポが代替わりしたばかりの巨大マフィア ロッソ プローヴァの構成員の
一人だった。ちょっと込み入った事情もあったが、今は組織の片田舎で質素な生活を送るただの下っ端だ。そんなあたしに、隠したはずの経歴を探って奇特な男が近づいてくる。それが全ての始まりだった。
※ヒロインの言葉遣いが汚いです。とても可愛くないです。
※小説家になろうの方で、「マフィアの女とその男」というタイトルで掲載していましたが、えろシーンがどうしても入れたくなったので、加筆・修正・改編をしつつムーンライトで掲載しなおすことにしたものです。
※「マフィアの女とその男」については、E☆エブリスタでも同時掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-29 00:00:00
20177文字
会話率:29%