「というわけで、私は番を求めて婚活なるものをしたいと思います」
白狐の清夏(さやか)と人間の少女、湊(みなと)。二人は山奥で静かに暮らしていた。
ある時、清夏がオトナのおもちゃを大量に持参して婚活パーティーに行こうとする。婚活を何だと思っ
ているんだと湊はツッコミつつも、内心気が気じゃない。なぜなら、彼女は育ての親の清夏に密かに想いを寄せていたからだ。
清夏を送り出した後、彼の婚活が失敗すればいいのにと泣く湊。
しかし、清夏の婚活は思わぬ結果になり――?
おっとりほんわか、でもなんだかちょっとズレたお狐さまと、クールでツッコミが鋭いヒロインが、新しい家族のかたちを目指すお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 20:22:35
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会話率:41%