始まりは、主人公が中学生のとある季節。
ベッタベタの田舎町にある【櫻田医院】の一人息子・櫻田瑛里(さくらだえいり)は、受験を控えたナイーブな中学三年生。彼には志望校が難しい以外にひとつ、どうしてもままならない悩みの種があった。
それは、町医
者である父・啓吾(けいご)の度を越えた愛情に溺れかけていること……。
「パパって呼んでくれなきゃ泣く」と素面で宣うのは、汚いオヤジでもうらぶれた男やもめでもない。
妖艶という形容がよく似合う、美しすぎる内科医。町の大物を次々とタラシこ――魅了し、ご婦人達からも絶大な人気を誇る『人転がし』の天才である。
そんな父に全く似ていない凡顔の瑛里は、周囲に揶揄されつつ不器用に父を尊敬している。
そんなある日、瑛里の住む町に人当たりの良い好青年がふらりと現れた。彼・倉橋航(くらはしわたる)は、嫌味すら感じ得ないほど洗練された善人オーラを放つスーパーナイスガイ。
だか瑛里は、その姿に若干の違和感を覚える。
この倉橋来訪を切っ掛けに、息子溺愛の櫻田医師を巻き込んで、瑛里は否応なしに殺伐とした渦に引きずり込まれていく。
※①BL本格始動は瑛里が進学してからです
呪術廻戦で五悠にハマってから、美人攻め書きたくなって!!
体格差って何でこうも滾るのか……主人公は今ドチビだけど、成長します。ええ、普通に!(←こだわりっ)
※②攻めのスペックは後々明かしていく予定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 07:00:00
48516文字
会話率:49%
ごく普通の大学生であった佐々木祥悟は、飲み会の帰り道で酔っ払ったまま突然異世界へ転移した。
最初はそのことに気付かず、程よく酔ったいい気分で第一村人に接近していったのだけれども…最初に出会った牛ヘッドの獣人に拉致されかけ、通りすがり(?)の
美少年エルフ・セラに助けられたことにより、ここが異世界であると初めて気づく。
…しかも自分が希少な黒目持ちの人間種であるため、常に身の危険が付きまとうと告げられて、最初は半ば自分から軟禁生活を満喫していたのだが、そのうちチート持ちであることを自覚した。
最初は世のため人のためと働いていたのですが、名が広まって知り合いが増えるごとに、セラの目つきが怪しくなり―――その後はタイトル通りでございます。
本作は「いのちだいじに」隠遁生活ー私は家に帰りたいー のスピンオフとなりますが、あちらを未読でも、登場人物はかぶっていないので問題なく読める仕様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 22:21:24
42269文字
会話率:17%