両親の不仲を見続けてきた男嫌いのヒロインが、スパダリと出逢い、絶対に恋をして堪るかと抗う恋物語。二人の恋の進展を阻むものは、ライバルでも身分差でもなく、ヒロインの周りで繰り広げられる「結婚なんてするものじゃない」と思わせる残念夫エピソードの
数々。自分はそんな思いをしたくないと一人で生きることを硬く決意しているヒロインの心を、スーパーダーリンは溶かすことができるのか――!?という攻防戦。
こちらに出てくる残念夫エピソードはほぼ実話で構成されています。
旦那様大好き(はぁと)な奥様にはあまり読むことをお勧め致しませんが、世の中にはこんな残念夫が溢れているのかと、自分の幸せを噛み締めるためには良い機会になるかもしれません。「世の中にはこんな旦那様がいるらしいわよ。貴方は違ってよかったわ(はぁと)」と、旦那様との愛を深めるスパイスにでもして頂ければと思います。
また、残念夫を持つ奥様方には、残念夫実話エピソードを募集中です。これを機会に是非鬱憤を晴らしてくださいませ!
ノリとしてはギャグを目指しておりますので、申し訳ありませんが、作中のエピソードに対するヒロインの思考回路につきまして、誹謗中傷はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 22:03:04
40553文字
会話率:33%
キアラはダルシェ伯爵の私生児。
帝都の片隅で母と子の二人暮らし、平民として慎ましく生きてきたが、母の死をきっかけに伯爵家に引き取られる。
しがない町娘から華やかな貴族令嬢への転身だ。
ある日の舞踏会で、皇室直轄領の親衛隊エンベルト・
フォルツァと出会ってからは、結婚してほしいと熱心なアプローチまで受けるように。
突然見知らぬ世界に放り込まれ、孤独や苦悩を滲ませるキアラに、彼は親身に寄り添ってくれる。
いつしか恋心を自覚し、求婚を承諾するキアラだったが、幸せな結婚生活は長く続かない。
優しく愛を囁く夫がときおり見せる、どこかよそよそしい態度に疑念を持ったからだ。
そして戦争、暴動、粛清といった混迷を極める情勢下、彼がある思惑をもってキアラに近づいたことを知ってしまう。
愛してはいけない人を愛してしまったのだ。
彼の裏切りを知ったとき、キアラが選んだ道とは――?
────────────────────
注意事項
◯架空の世界のお話になります
◯R18シーンはあっさり目です
◯視点切り替えがあります(目印に◆マーク)
◯精神疾患に関する描写がありますが、貶める意図はありません
◯復讐ものです。スパダリヒーローには期待しないようお願いします
────────────────────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 12:00:00
29771文字
会話率:21%