動植物を庇護する神である神獣。その神より人の姿を与えられた「眷属」が住む大陸。そこに産まれた獅子の部族の若者リーズは「千人の女とヤる男」と宣言し、酒場にいたリヴとネルに童貞を奪われる。その二人と幼馴染の少女フリーセたちとの旅の途中、愚かな行
為からリーズはあっさりと命を落としてしまう。
だが古来より大陸に住むネクロマンサー・ラナによって、リーズはゾンビとして復活させられ、彼女の若返りの為に限りある精子を提供し続ける役割を与えられる。ラナはフリーセたちの旅の目的が異種族間で子が為せるよう神獣へ願い出る事だと知り、リーズの子供を孕むのを避ける為に彼女たちを追う事を決める。
シオン・フォト・メモル・ムードの女性四人からなるパーティを雇い入れたラナたちであったが、出立前にフォトが抱える問題を解決する必要が生じる。フォトに協力したリーズは成り行きで彼女と肉体関係を結ぶが、それによってラナへの負債が発生してしまう。
負債返済の為にメモルと共に画家のモデルのアルバイトをするリーズだが、ここでも事件に巻き込まれメモルと関係を持ち負債は増える一方。
パーティのリーダーであったシオン脱退騒動を収めると同時に、ラナが一行へ報酬を支払う気がないことがバレてしまう。パーティメンバーは代償として、精子と共に命が尽きようとしているリーズの延命を求め、獅子の承認を得るため承認者の元へと向かう。
そこで出会った承認者ユーミからフリーセたちの行き先を聞いたリーズたちは「果てなき洞窟クリューン」へと向かった。クリューンで再会したフリーセには同族の彼氏アーベがいたが、アーベは旅の仲間であったサボルとアートの裏切りからフリーセを守ろうとして死亡。
攫われたフリーセを救う為、サボルの根城へと乗り込んだリーズたちであったが、その戦いのさなかラナが命を落としてしまう。だが、それは永劫の時を生き続けてきたラナ自身が望んでいた結末であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 19:06:31
78117文字
会話率:43%