去年から世界的に流行っているウィルスは日本でも猛威をふるい、今や大学の授業のほとんどがオンラインになっている。そんな生活も2年目に入った大学二年生の高橋は、今日も慣れた手つきでパソコンを開き、ビデオ会議アプリの「room」に入室する。今日も
先生の雑談を聞きつつ、眠気と戦いながら、いつもと変わらない退屈な授業に勤しむ——はずだった。授業中、roomのチャットに一通のメッセージが来る。『きをつけて』「ん?なんだこいつ……『名無しのふーちゃん』?……いや、名前あるじゃん」しかしそのチャット、何かがおかしい。『かれ きをつけて』「気をつけてってなんだよ?てか先生これ見えてないのか?」『きをつ つけ ききを』「……」『あ』「……なんだ?」『もう ておくれだ』…………————前回のオンラインホラーの第二弾です!三ヶ月後のお話となります。今回は節分編ということで、二人のすれ違いラブコメを豆と恵方巻を用意しながらお見届けください!※前作の「オンライン飲み会のすゝめ ~こんな王様ゲーム、おかしいと思うのは俺だけですか?~」を見ていなくても内容はわかると思いますが、見た方が楽しめると思います。
高橋:明るい茶色に髪を染めた、元気なアホの子。潜在的な皆川愛が強い。受け。
皆川:冷静クールイケメン。高橋に対してはヘタレ色が濃くなりがち。攻め。
※微ホラー要素あり
※この作品はアルファポリスにも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 19:54:42
16909文字
会話率:49%
晴(はる)と想太(そうた)は新型コロナウイルスの影響で、大学に合格したのに入学式は中止、講義はゴールデンウィーク明けにオンライン授業でようやく開始という、夢見ていたのとはゼンゼンちがう現実にいた。4月の緊急事態宣言から、晴は母親に家から出る
ことを禁じられて、想太は社会的距離ギリ2mまで接近することさえできず、パソコンの画面に晴の顔を見つめるだけだった。――面食いだからそれだけで満足。というわけにはいかなくて……
晴と想太がボーカルユニット・セキュアになる前のお話。
「2020年4月」は、『小説家になろう』NコードN6500GEで掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 21:02:35
17246文字
会話率:64%