1980年4月、ソウルの春は束の間と終わり韓国は学生民主化運動と労働運動に騒然とする。
1980年5月17日、政権を握った軍部の戒厳司令部が、全土に戒厳令の拡大措置を発動する。
それから1988年のパルパル(88)オリンピックまで韓国は戒厳
令下に置かれることになる。
深夜のソウルの街で、日本人商社マンが若い女性と偶然に出会い、そこから物語は始まる。
高度成長からバブル期へ至る時代、マリン事業を展開する企業と、そこで働く中間管理職。
男と女の愛、会社と個人の鬩ぎあい、人は何かを得る為に、何かを捨てねばならないのか。
男の止めどない愛欲と出世欲、世知辛い資本主義に翻弄されるサラリーマンの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 11:44:39
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会話率:31%