夢と欲望は、太陽を黒色に染め上げた。
別次元への往来は大気圏に大きな歪みを生み出した。
突如、狂い咲きした「日本」では、これまでとは違う種別の音色が踊りだす。
これは、魔王と呼ばれた精霊楽士と、勇者として名乗りを上げた錬金王子による天
体物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-19 10:12:00
2022文字
会話率:19%
第四次音律戦争が行われる間際。一人の青年がアルカント共和城にある地下迷宮へと足を踏み入れていた。
その奥地にある神の台座に祀っていた、神冠楽器の一つとして知られている永刹の竪琴を手にする。
「俺は人知れず、野獣リドだ。宝は俺だけを見つめて
いる……!!」
だが、そこに待ち伏せしていた謎の組織に呆気なく捕まってしまう。
そんなリドの前に現れたのは、時の観測者ユユキ・フォルクナーゼだった。
フォルクナーゼと呼ばれる少女は、各世界に眠る土地神の力を借りることができる。
その少女は未来を観測して、ダスクウイルスが含まれる「暗雲」を巧みに操って新たに巻き起こる音律戦争を食い止めると宣言。
「そして、貴方だけが持っている野良の感性を必要とするのよ。フフッ……」
野獣と観測者が織り成す、パニックファンタジー。
頭脳と直感を駆使して世界の支配者を懺悔せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 18:25:03
1913文字
会話率:25%