婚約パーティーの夜、一夜にしてすべてを失い、頭に負った怪我で不思議な力をえた、アーミッシュ出身のホープ・シモンズは、火事でふたたび路頭に迷った。そのとき住み込みの家政婦としてホープを雇いたいと、手を差し伸べてくれたのは恩人の老婦人ミセス・ル
イーザ・キャメロンだった。
一年後、自らの死期をさとったミセス・キャメロンはある決意をする。彼女の死後、豪邸を自らの一人息子ブレンダン・チャールズ・キャメロン三世ではなく、ホープにゆずるというのだ。
妻と娘を航空機事故で失って以来、思い出深い生家に足をむけることはまれだったが、血のつながりのない地味で気味悪い家政婦に母が騙されているのだと判断した彼は、それを阻止するためフィラディルフィアにむかった。
ご都合主義、なんちゃってアメリカ、ハーレクイン風味。更新頻度はかなり遅くなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-30 20:32:11
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会話率:33%