「宰相が一子、ラシード・ベン・イブラヒムよ。我が姫との婚約を破棄することとする」
王より言い渡されたこの言葉に、ラシードはほくそ笑んだ。やっと。やっとだ! やっとあいつと一緒になれる! ラシードが愛しい恋人を胸に抱くまでには幾つものハードル
があったのだ──。このお話の主人公はそれほどひどい目にはあいませんが、本来の物語の主人公、アラジンは割とひどい目にあいます(性的に)。「アラジンと魔法のランプ」の世界。宰相の息子×魔人のお話です。
〇てんつぶさん主宰の物語の脇役アンソロジー「お伽噺の裏側で」に寄稿した作品です。
〇R18回には※をつけます。
〇アルファポリス様にも掲載いたします
〇改題いたしました。旧:ラシードとランプの魔人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 20:00:00
29022文字
会話率:56%
星崎清太郎34歳が骨董市で手にしたのは魔法の指輪だった。こするとイケメンが出てきて「私はその指輪の魔人(ジン)、指輪の持ち主のしもべだ。さっさと用事をいいつけろ」
命令を命令するジンに加え、指輪を探すどうみてもカタギでない男まであらわれて、
平凡な小市民を自称する清太郎の身に(おもに貞操の)危機が。
「アラジンと魔法のランプ」を(ほんのちょっとだけ)下敷きにした、魔人とおっさんのラブストーリー。
※予告なしに性描写が入ります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-28 20:00:00
71083文字
会話率:30%