奴隷商人ルドルフは、天から賜った才覚を活かし、一代で莫大な財を築いた。裏社会に君臨し、欲望の限り貪りつくしたが、それも今は昔の話。ほとんど引退していると言っていいような余生を過ごしており、現在の彼にとっての仕事とは娯楽のようなものである。
静かに暮らそうと考えていたルドルフだが、本人の予想に反し欲望の火は消えることはなかった。
ある事情により、人間の女を抱くことができない彼は、魔物を抱いていた。その経験が魔物への情欲を育て、それが魔物を抱くこととなり、また情欲が育つということを繰り返していた。
ルドルフは、自らの欲望の赴くまま、魔物たちを手に入れようとするのであった。
*魔術師の話です。奴隷商人としては半分引退している主人公です。
奴隷商人としての話もいくらか出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-05 16:44:58
346444文字
会話率:33%
暴走族を影で牛耳っているという噂を持つ高校生、火浦勝利は、学園始まって以来の秀才として名高い同級生の雪村椿から、いじめにあっている中学生の弟を助けてほしいとの依頼を受ける。助ける代わりに身体を求めた火浦に、雪村は涙を溢れさせながら身体を開く
。恫喝により収束したいじめに、関係が終わってしまうことを恐れた火浦は、拒絶したいであろう雪村を繋ぎとめようと躍起になる。だが火浦の予想とはまるで異なり、拒絶するどころか雪村の方も、なぜか距離を詰めてきて……。恋愛要素に、親子の関係、家族の絆を加えてみました。冒頭はショッキングかもしれませんが、途中はほのぼの(自称)で、ハッピーエンドです。某小説大賞で、なぜか最終選考に残った作品です。よろしくお願い致します。 ※アルファポリス BL小説大賞では、たくさんご投票頂き、ありがとうございましたm(_ _)m※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-07 00:00:00
139743文字
会話率:33%