【2021eロマンスロイヤル大賞コミック原作賞受賞】
アストルタ王国で、アンジェリカという名の一人の男爵令嬢によって王侯貴族の令息たちが次々に籠絡されるという事案が発生する。彼女は実は隣国のスパイで、骨抜きになった令息たちが国の機密情報を
漏洩してしまったというから、さあ大変。王家はこの醜聞を公にはしないことにしたが、王太子は廃嫡して遠国に婿入りさせ、他の令息たちも彼に随行させることで事実上の国外追放処分としたのだった。
……いや、待って。この世界は乙女ゲームで、アンジェリカはヒロインで、王太子と令息たちは攻略対象だったはずなんだけど? きらっきらの恋物語が、なんでこんな恐ろしい話になっているの?
戸惑う私ことフローラ・フェデル伯爵令嬢は転生者であり、攻略対象の一人であるハワードの双子の妹でもある。攻略対象の血縁者とはいえ、ストーリーに一切登場しないモブだ。断罪回避などの必要はないため、兄の恋路を陰ながら応援しつつ自由な異世界ライフを楽しむつもりだった。だが、アンジェリカの一件が人生計画に暗雲をもたらす。
そう、兄もやらかした令息の一人なので、国外追放になってしまったのだ。そして悪いことは続くものであるらしく、突然借金取りがやって来る。どうやら兄は情報漏洩のみならずアンジェリカに高価な品を貢いでいたようで、そのせいで負った莫大な借金が伯爵家に残されていることが発覚する。
提示された途方も無い額に、これは爵位や領地を売り払わなくては生きていけないのではないかと絶望していたその時、一人の美丈夫が目の前に現れる。彼の名はノア・アストルタ。王子という地位にありながら黒い噂が絶えず、「不良王子」の異名を取る人物だ。あと、非常に顔が良い。どうしてそんな人がここにいるのだろうと驚く私に、ノア殿下はこともなげに告げた。
「俺が借金を肩代わりしてやっても良いぞ」
「え?」
「その代わり、俺の屋敷に来い。俺に奉仕することで返済するんだ」
その提案を受け入れた私は、彼の屋敷に赴いて返済方法の詳しい説明を受ける。
ふむふむ、彼に触れれば一万ゴールド、口付けすれば十万ゴールド、体を重ねれば百万ゴールド……というか利率がトイチって闇金だわ……でも同居の継続で利息がチャラになるのね……よし、やってやろうじゃあないの!
こうして、借金令嬢と闇金王子は借金返済ライフを始めたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 22:40:46
179094文字
会話率:35%
何気ない日常を送っていた俺に大きな変化が起きた。『美醜逆転現象』、朝目覚めた俺はいつものようにテレビをつけて朝ご飯を食べているとそのニュースが報じられた。もちろん最初は意味が分からなくて困惑していたのだが、よくよく話を聞いてみると美人と不
細工が逆転するといった現象らしい。
その現象は女だけでなく男にも起き、今世界は大パニックになっているということだ。俺は一人暮らしの高校一年生なので家族が家にいないため、本当に美醜逆転しているのか分からない。だから、ニュースだけだと信憑性が薄いわけでとりあえず学校に登校しながら確認してみることにする。
……登校中に周りの生徒の様子を見てみると皆んなそろって美醜逆転現象の話をしている。『俺めっちゃかっこよくなってんだけど!!』や『私不細工になってるううう、やだーー………』と言った声が聞こえてくる。
ふむふむ、どうやら本当らしい。こうなるとクラスメートの変わりようも気になるな。俺は友達が1人もいないボッチなわけだがクラスメートの顔と名前は大体知っている。
…学校に着き自分の教室のドアを開く。するとクラスメートが俺の顔を見て驚き驚愕の声を上げる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 19:54:40
1991文字
会話率:43%
幼なじみの寝取られフラグを折る話です。
最終更新:2019-04-07 18:55:56
779文字
会話率:11%
あなた、名前は?
ふむふむ。
年齢は?
ほうほう。
職業は?
へぇへぇ。
ちなみに、性癖は?
ふふっ、かしこまりました。あなたの望みを叶えて差し上げましょう。その望みが正しくても、間違っていても等しくね。ただし、一つ注意点を、叶えるためには
条件があり、代償を伴います。それをお忘れなく。
謎の女、西園寺花蓮は人々に、道具を渡し望みを叶える。人の欲望など、彼女にとってはただの玩具でしかない。
※性描写多少ありのため、こちらの掲載にさせていただきました。遅筆、駄文ですが切りのいいところまで頑張って書きたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-12 22:59:58
19749文字
会話率:60%
実は、お気に入り登録数1000件の壁を超えるのは、それほど難しくないです。――ある一定の条件を満たせば。
別に、書籍作家ばりに文章が上手くなくとも可能です。
無名の書き手でも可能です。――という意味で、『ムーンライトノベルズ』は非
常にありがたい場所です。
小説は自己満足で書いているけれど、書くからにはやっぱり登録数を増やしたい。感想も欲しい。ポイントも欲しいしランキングにも入ってみたい。――というのが人情です。
そんなわけで。特に、お気に入り登録数が1000件に満たない書き手の方向けに、増やす方法をまとめてみました。
読み専の方にもふむふむと読んで頂けるような内容にしたつもりです。
話の行きがかり上、割とあけすけなトークも挟みます。R18の単語もぽんぽん飛び出すという意味ですね。遠野の個人的な体験も含みます。全33頁。
【追記1】2016.10.21一話追加と削除を行いました。
【追記2】『Xユーザにはメッセージを送信できない』のを知らずに書いていました。よって、『メッセージを送る』と表記している部分は、
・その作者が全年齢のIDをお持ちで、『メッセージを送る』ボタンが使える
状態にあると読み替えて頂ければと思います。
『Xユーザ』(『ムーンライトノベルズ』の作者)は小説を『感想を受け付けない』設定にしていれば『コメントを一切貰わない』状態にすることが可能です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-02 00:00:00
70518文字
会話率:3%