大正時代風の和風伝奇ファンタジー。
15万字完結保証。
辛く切ない場面も多々ありますが、溺愛ハッピーエンドです。(執着愛・狂愛要素少しあり)
過激っぽい題材ですが、朝チュン、ムード重視で直接的な過激描写はありません(R15という認識です)
序章が一人称ですが、本文は三人称です。
~あらすじ~
大帝国の統治下。
古くから人間を妖魔という化け物から救った鬼人達は、鬼華族という名誉ある地位を授けられていた。
鬼華族の名門五大家の一つ「柳善縛(りゅうぜんばく)家」
その家の跡取りである「鎖子(さこ)」は、幼い頃に両親を亡くし、叔母夫婦と従姉妹にいびられ生きている。
彼女の心の救いは、彼女を助けてくれる少年「九鬼兜・要(くきつ・かなめ)」だった。
彼もまた名門五大家の一つで、彼は8歳の時に同盟国へ長い留学へ行ってしまった。
でもその時に、二人は結婚の約束をする。
虐待が酷くとも、彼への想いを胸に耐え忍ぶ鎖子。
しかし鎖子が16歳の時。
『帝国の冷徹武士』と言われるようになった要と、彼の父の葬儀で再会する。
そこで冷たい態度をとられてしまう。
嫌われたと思い込む鎖子だが、2年後の18歳の春。
要との婚姻命令が下される。
しかしこれは祝われる結婚ではなかった。
柳善縛家の特殊能力。
鬼人の力を減退させる罰を、要に執行しろという命令だった。
要の罪がどんなものかもわからないまま、鎖子は婚儀の場に。
罰の執行『鎖の儀』は、相手に抱かれなければならない。
要への想いを忘れられないまま、初夜を迎える――!
冷徹な要の本心は?
二人の結婚の意味とは?
不穏に巻き込まれながら、二人の愛の行方は?
楽しんで頂けると嬉しいです。
登場人物紹介(作品内にもあります)
◯柳善縛鎖子(りゅうぜんばく・さこ)18歳
幼い頃に両親を亡くして叔母夫婦とその娘に虐げられる日々。
彼女は柳善縛家の特殊能力、抱かれた相手の鬼妖力を減退させる力を持っている。
ある日、初恋の相手の要に嫁ぎ力を減退さえる命令を受ける。
◯九鬼兜要(くきつ・かなめ)20歳
強さで有名な九鬼兜家の長男。幼い頃に帝国のために留学し努力し続けてきた。
「帝国の死神」「冷徹武士」などと呼ばれる彼が、なぜ謀反をして罰を受けることになったのか?
アルファポリス様でも掲載中です。
R18部分の描写は、書き足しも可能です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 23:21:49
9615文字
会話率:45%
【あやかし鬼は契りの掟を永遠(とわ)に弄(ろう)する】
妖封じとして名高い名門一家、森之宮家の直系として生まれた千夜(ちや)は、妖に襲われた母が死に、生き残った過去を持つ。
そんなある日、当主に呼び出された先で、最凶と呼ばれる鬼が現れ平
和の均衡が崩れたことを知らされる。森之宮家は、代々その鬼に対峙するために、鬼と契約をしてきた一族だった。災いを呼ぶとされる鬼を倒すために、鬼と契約することに。
別邸にて鬼と契約する儀式を行う途中で、乙女と肉体を捧げることを条件に、鬼の力を使役するという鬼との契約内容を千夜は知る。初めて聞くその話に怯え、儀式の中止を求めるが、現れた鬼は見たこともない麗人だった。
日向(ひゅうが)と名乗ったその鬼は、宿敵を倒すために千夜の力を求めていた。しかし千夜は、自身の疎ましい傷を見られることを恥ずかしがり、日向をなかなか受け入れられない。しかし、日向に傷を見せると、予想外の答えと共に愛される事態となってしまい――。
傷を負った少女と鬼の、甘くじれじれな恋愛模様を描いた、和風ファンタジー。
◇R18指定作品、描写多めです。苦手な方はご遠慮ください。*マークついています。
◇2021年e ロマンスロイヤル大賞応募作品です。
◇設定は完全に個人の独断と偏見によるもので、史実や伝記とは異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 06:00:00
80800文字
会話率:53%