インテリアデザイナーの李緒子と一級建築士の智久は恋人同士。お互いに両親の結婚が破たんするのを目の当たりにしてきたため結婚に対して懐疑的で臆病になっている。けれど、交際して5年、お互い35歳という微妙な年齢を迎え、心理的な動揺を抑えられない。
その上、智久と同じ会社には李緒子に学生時代から想いを寄せる大輔がいる。彼は李緒子の親友と離婚したという過去があり、今は堂々と李緒子にプロポーズする始末。両親の葛藤、異父弟との邂逅、過去の恋人の出現、様々な出来事を乗り越え、二人が出した結論は?
他サイトで連載していたお話の転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-25 11:11:02
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会話率:22%