「八月の鹿狩り・パート」
漠然とした孤独を感じながら過ごしている主人公の「僕」。僕はこれから先どのようにして生きていけばいいのかわからずに苦悩しています。僕は双生児で生まれましたが、生後すぐに片割れの兄は亡くなってしまいました。兄が亡くな
っていることから、僕は半分心を失くしてしまったのではないのかと考えて生きてきました。もとは二人は一人の人間だったのではないのかと。
僕は大学の夏休み期間に、「親友」の故郷へ逗留します。八月一日から八月三十一日までの物語です。親友の故郷で出会った一人の年上の女性に僕は恋をします。ですが僕は他人との距離感をうまくつかめない人間なのでいつも空回りしてばかりいます。親友は過去に犯した罪を故郷のガールフレンドに打ち明けてしまいます。僕は年上の女性が勤めている世界へ足を踏み込んでいきます。
「黒いまなざし・パート」
言葉を話せる<祭司>の「リス」と「カエル」がともに「氷の世界」で日常を送るパートです。言葉が話せない人間たちのために、氷の世界の動物たちは人間たちとともに共栄しています。
しかし「神さま」を祀る洞窟に一人の少年が迷い込んでしまいます。洞窟には人間は立ち入ってはいけない。人間たちは「塩」に変貌してしまいます。洞窟には限られた動物たち<祭司>しか立ち入ることができません。リスとカエルは少年を助けるために洞窟へと向かいます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 03:41:41
2877文字
会話率:4%
そんなに恋愛経験がほしい? じゃあ俺、立候補しようかな、お前の彼氏に。え? この夏だけ? それでもいいよ、楽しい16歳の夏にしようよ。
……双子の兄・諒(まこと)は、親友・甲斐のひと夏の恋人になることになった。
でも、本気でない付き合いに
双子の弟・覚(さとる)は猛反対。
さらに覚の恋人、明日生(あつき)は、必要以上に兄に干渉する覚にやきもき。
一生に一度しかない今年の夏を、みんなどう過ごすのか?
『恋するピアノ』続編です。性描写は少なめです。
日本語のセリフを「」、外国語のセリフを『』で表しています。
以前書いていた話(『長い髪の恋人』)の書き直しです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 19:00:00
186172文字
会話率:49%
憧れの日本、母さんが生まれ育った遠いアジアの国。
僕ら双子はその日本に移り住むことになった。
日本語を覚えるために知り合った施設兼寮のみんなに支えられて楽しい毎日を送っている。
でも世界に通用するピアニストになるって夢をかなえるには、映画に
出演したりテレビで歌ったり男の子に恋をしてる場合じゃないよね?
しかも僕らのうち片方は母さんの実家の医師業を継がなきゃいけなくて、どっちがそうするのか、なかなか決められない。
できることなら、大切な『もう一人の僕』に好きな道を進んでほしいんだ。
……有名な音楽家を父に持つ混血の帰国子女、諒と覚はとにかくお互いとピアノが大好き。ふたりはどちらが家を継いで医師になり、夢のピアニストになるのか。美しいバイリンガルの過去とは。双子と彼らを取り巻くひとたちの、性別や友情関係に戸惑う5つの恋のお話です。
性描写は少なめです。5話より先は、日本語のせりふを「」で、英語・ドイツ語のせりふを『』で表しています。以前書いた話の書き直しになります。小説ブログ、アルファポリス様にて同じものを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-27 19:00:00
362848文字
会話率:45%
妹が大好きで誰にも渡したくない兄、雲雀。
兄は大好きだが普通に恋愛をしなくてはいけないと考えてる妹、陽菜。
なぐさめてあげる為。
仲直りする為。
始めはそんなつもりだった。
しかし、ある日ふとしたきっかけでしてしまった兄妹でのキスは、二人
の関係を大きく変えてしまった。
そのキスで力が抜けてしまう。
そのキスで逆らえなくなる。
そんなスイッチが無意識に入ってしまった陽菜は、雲雀の欲望にどんどん浸かってしまう。
一卵性双生児の高校生兄妹を巡る、ちょっとエッチ(思いっきりエッチ?)で切ない想いが交差するラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-27 00:08:53
138242文字
会話率:69%
樹齢五百年の紅枝垂桜「紅桜」を守ってきた櫻塚家。本当の氏神となった祷夜とその巫女の由布が見守る家へ、布由希と遥香という二卵性双生児が生まれた。彼らも二十歳となり、遥香には千尋、布由希には陽菜という大切な存在が。
――花精世界と繋がりつつも現
世でラブラブする、二組のカップルのお話です。
※「桜の精へお嫁入り~選択の余地はありません~」の次世代双子の番外集です。
※番外編としてあげていた分の移植プラス、布由希と陽菜のお話を追加致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 12:00:00
98522文字
会話率:56%
『7月の空を仰いだ。青空ばかりが広がる世界で、今日も俺は兄と一緒に生きている。』
この世界は大きく分けて二通りの人種で分けられる。争いも何もない、平和な非現実(偽りの世界)しか知らない【一般人】と、なんらかの特殊能力を持ち歪だらけの現実(
真の世界)を直す宿命を背負った【覚醒者】。
櫻華郁定は現実(真の世界)等知らずに過ごしていた一般人だった。19回目の誕生日、バイトが終わり薄暗い帰り道。突然目の前に現れた異空間への入り口を前に、唐突に頭の中で声が聞こえる。『歪を直す時が来た。』初めて聞いた声は自分とそっくりなのに何処か違う。一般人として育った郁定と、密かに眠っていたもう一人。一人と二つの魂が奮闘するSFバトル物。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-04 23:12:18
7525文字
会話率:43%
ある夏の日、黒塗りの高級車で拉致された僕は、祖父と名乗る老人により、奇禍にあった一卵性双生児の弟の身代わりを務めるよう強要される。人里離れた全寮制の名門男子高。その寮内の古井戸に転落し、意識不明となった僕の弟。これは事故?自殺未遂?それとも
……。弟の秘密の恋人(男)からの依頼を受け、僕は極秘で調査に乗り出した。この身を囮にして、犯人が潜むだろう学園へ潜入だ。周囲のイケメン共をいつの間にやら虜にしつつ、忌まわしい言い伝えが残る古井戸を舞台に起きたこの事件の謎に、見た目は天使、中身は野良犬な主人公が挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-09 00:00:00
63588文字
会話率:47%
桜華台学園高等部2年の大垣千里は治療に行った先の外科医にいきなり胸倉を掴まれる。その外科医は一卵性双生児の兄がつき合っている後輩の兄で、千里を弟を奪ったやつだと勘違いしてのことだった。誤解が解けるとその医師はなかなかの好人物。今まで本気で他
人と向き合ったことのない千里だったが、彼に好感を抱く。しかし、告白してきた学園警備員、セフレのような位置づけの可愛い後輩も気になる存在で、千里の心は定まらない。桜華台学園シリーズ第5、6、7弾。遊び人を気取った本当は心寂しい少年の初恋物語と、その後のお話を合わせた長編⇒短編⇒長編の3部作となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 20:00:00
202872文字
会話率:53%
名字でしか呼べない幼馴染みに好意を抱き続けながら、告白できずにいるほど奥手な大洋。
日替わりで様々な女達を抱き続けながら、特定のパートナーに絞り込まずにいるほどお盛んな大地。
2人は姿形がうり二つの一卵性双生児である。赤ん坊の時に両親が
離婚しており、大洋は母に、大地は父に引き取られ別々の人生を歩んでいた。
地方都市で母と暮らしていた大洋が、都内の大学に進学するのを期に大地と再会する扉が開かれる。
離婚後に商売が大成功していた父は都心部に‘億ション’を購入していたが、そこには大地が1人で住んでいた。
父は兄弟共に暮らしたらいいと提案する。母の経済的負担が大幅に低減するのに加え、父の義務感を垣間見た大洋は、悩みながらも弟との同居を決意した。
超草食系男子と超肉食系男子。そして個性豊かな女たち。
彼らが複雑に絡み合う、時にオトナでちょっと甘酸っぱいラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-09 19:00:00
126885文字
会話率:51%
日仏ハーフのアレックス・哲司は従兄弟のジョルジュと瓜二つ。しかし外見はそっくりでも中身はかなり違っていて・・・・。
最終更新:2008-11-27 16:30:28
1511文字
会話率:17%
日仏ハーフの哲司・アレックスとジョルジュは従兄弟どうし。物思う秋に、『悩めるお年頃』の二人は・・・・・。
最終更新:2008-11-26 17:23:55
4236文字
会話率:24%
哲司・アレックスは日仏ハーフの高校一年生。幼い初恋に破れて日本からフランスに帰って来たのだが・・・・。
最終更新:2008-11-25 14:14:44
2164文字
会話率:35%