心底臆病者な結城レイは、5歳の時に歯医者から逃げ出して以来、一度も歯医者に行っていなかった。
その時直しそこねた虫歯1本が、人生の進路を大きく左右する。
大学進学で上京し、2年がたち、20歳になるが、その虫歯は、未だ口の奥に救っている
。ときどき、悲鳴のような鋭い痛みを発し、レイを悶絶させていた。勉強もできず、バイトにも行けないほど苦しみ、そして耐えかねると、何度も何度も、近くの歯医者に駆け込むのである。
しかし結末は、いつも同じ。
彼の臆病は、何を足してもひいても掛けあわせても、割ったとしても、答えを脱走以外に導き出さないのであった。
医者との出会いと別れを繰り返しながら、いつか虫歯を治療しようと奔走する彼は、果たして不幸なのか、幸福なのか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2014-04-10 13:51:16
320文字
会話率:0%
臆病者、悪魔、寂しがり屋、それぞれの世界が再動する。
最終更新:2013-03-06 23:24:05
46594文字
会話率:19%
―――外に出るのが…怖い…―――
自由が丘駅から徒歩十分。六畳一間のボロアパートに住む若宮歩は女の子と見間違うほどの可愛らしい容姿をしていた。今日も隣に住む梅(大家)の部屋で鼻歌交じりに朝食を作り食べていると、突然東堂司と名乗る男(大手企業
の御曹司)が押しかけ「このアパートを取り壊す」と通告されて!?
一人ぼっちで臆病者な姫(男・主人公)の焦れったい恋物語。※毎週木・日の21時に更新します(多分)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-10 00:00:00
51794文字
会話率:69%
前作の続きです。
前のを読んでからじゃないと話がわからないので、読んでからコチラを読んでくださいね。
春彦が冬慈に抱かれてから一週間がたったある日、春彦は冬慈との関係に悩んでいた。
告白をするか現状維持か。
冬慈に抱かれて
からというもの、冬慈を欲する気持ちが以前よりも増し、抑えられなくなっていたのだ。
しかし、以前は交換条件があったからを自覚している春彦は、うまく行く可能性は低いと思い中々告白に踏み切れないでいた。
そんな悩みを抱えていた春彦は、ある一人の男と出会う。
それが、騒動の幕開けだった。
不良×チャラ男v
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-08 00:00:00
42430文字
会話率:38%
『春彦』は自他共に認めるチャラ男だ。特定の相手は作らず遊び歩いているのだが、そんな彼には片想いの人がいた。その相手はノーマルで不良な同室者の『冬滋』だった。初めから叶う筈がない恋だと諦め見ているだけでいい、そう思い日々を過ごしていた春彦。そ
んなある日。いつも通り部屋にセフレを連れ込み致していたら、いきなり冬滋が乱入してきて、行為を中断されたあげくセフレを部屋に連れ込むなと脅された。無理矢理約束させられた腹いせに冗談(半分本気でも内緒)で『だったら冬滋が相手してよ』と言ったら、なんと了承されて!?
両想い前提の片想い。
不良×チャラ男v
エロ有りのR18ですので、無理な方は見ないで下さいね。
かなり一話一話が短いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-01 00:00:00
17458文字
会話率:31%
目覚めると隣には知った顔。 臆病者の自分を知り尽くした相手に降伏するしかないのだろうか。
最終更新:2010-12-16 19:04:34
3316文字
会話率:40%