吸血鬼を名乗る少女にエネルギー補給がしたいと言われ快く首筋を差し出すが、彼女はただの吸血鬼ではなくサキュバスとの混血児だった。
牙をつきたて血と生気を吸うのではなく、快楽を与え生気と精気を首筋から吸い取って行く。
というワンシーンの一部抜粋
みたいなもの。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-12-15 00:29:40
872文字
会話率:37%
孫の由佳は手文庫の中から、数日前孤独死をした祖母民子が大学
ノ―トに書き綴った“自分自身に宛てた手紙”を見つけた。
その手紙には彼女の激しく燃え滾る一生が書き記されて在った。
民子はイギリス人の母と日本人の父との間に生ま
れた混血児であっ
たが、幼い頃から或特殊な感性を教えられて育っていった。
民子は或日、幽玄の会と言うお茶会で、備前焼の老陶芸士秀鳳と出
会った。そして彼女はまるで仙人の様な“気”を放つ、秀鳳の虜に
成っていた。彼は陶芸の制作の為備前に居たが、彼からの釜炊きの
案内をもらった彼女は、ハ―レ―に跨って秀鳳の居る備前への道を
ひた走りに走った。そして登り釜の燃え滾る炎の前で彼女は秀鳳に
抱かれた。備前の海はキラキラと輝き、秀鳳との恋はその頂点に達
し、やがて民子は彼の中に究極のエロスを感じ取っていた。そして
すざましい恋に落ちて行った。
恋は半年間の短いもので在ったが、彼女の中でいつまでもその恋
は燃え続け、それはその後の彼女の生きざまを支配した。
秀鳳と特殊な関係に在った嫁慶子との壮絶な争いは、醜くも黒魔術
の呪いを呼び起こし、今迄秀鳳の孫と信じきっていた健作が彼の実
子と知った民子は、若き日の秀鳳を求めてオックスフォ―ドに留学
中の健作を追って、イギリスへと旅立った。
ロンドンで久しぶりに健作と一夜を過ごした民子は、18世紀の
貴族の快楽の都市バ―スで、知り合ったベン男爵夫妻の秘められた
生活を知る事となる。
やがて帰国した民子は娘時代から彼女の側に仕えている女中のキヌ
と二人だけの寂しい生活に戻る。そうした中図書館で知り合ったギ
リシャ人の老紳士メタクサスに引かれ再び恋に落ちた。そうした彼
の誘いから民子とキヌはギリシャへの旅に胸を膨らませ、旅立ちの
日を待った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-28 10:39:20
168180文字
会話率:10%
様々な種族が住まう世界で、人間に囲まれて生きてきた人間と獣の混血児リアフィスは男ばかりの騎士団の中に唯一の女騎士として入団した。リアフィスは過去に親を殺されながらも、人外な力を誰かを守るために使おうと奮闘する。その少女に恋をする男たちの奪い
合い合戦が始まった。
少女を狂愛するサディストな騎士様ルヨンが少女を独占しようと必死になったり少女は少女で想いに鈍感で牙を剥いたり素直になったり・・な日々の中、騎士になって一年のある日、
ルヨンの部下になり魔女狩りの任務が始まった。でも魔女に呪いをかけられて猫になっちゃった。
しかもその呪いは、自分を想ってくれる相手が、ある条件下のもとで人間に戻れた自分にキスすることでしか解けず・・!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-13 00:06:42
14663文字
会話率:32%
外界から隔絶された森の奥にある『綾樫学園』(あやかしがくえん)。なんとそこは妖怪と人間の混血児・半妖が、人間社会に適応するための教育機関だった。そんなことは露知らず、生徒会執行部の一員となることを条件に、特待生として転入した主人公・穂村琥
太郎(ほむらこたろう)。彼に下された使命は、問題を抱えた女生徒とキスをすることだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-05 23:50:28
545文字
会話率:27%