雨嫌いで他人に対して何処か距離を置く少年、翔は梅雨シーズンの最中、ある公園で雨にずぶ濡れになっている一人の美青年に出会う。それから翔はその青年が気になる。青年の切ない瞳、憂いのある、何処か陰りのあるその青年に恋慕を抱くようになった。
最終更新:2009-07-12 00:34:13
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会話率:22%
私には兄がおりました。もう長くは生きられぬ、美しい兄が…。兄の笑顔は見る者を虜にいたしました。凄絶な美しさと引き換えに寿命を縮めてしまったのだと、私は幼心に思ったほどです。ある夜、兄が私の寝具に倒れ込んできて…。
最終更新:2009-03-01 13:18:10
4318文字
会話率:20%