「ねえ、本当にエイキュウシュウショクしたいの?」
そう夢の中で聞いてきたのは、家に住み着いていた白い猫だった。
唯一の家族を亡くしたばかりで定職も見つかっていない26歳の私は、未来のみえない将来への不安にそんな猫の問いかけに頷いた。
そうし
て……気づけば……そこは猫王が治めるネコ科動物の国!!
魔法も存在するその世界では猫王は神のような存在で…でもでもそんな猫王は何を隠そう私の家にいた白い猫だったりして…!
「ね、僕のところにエイキュウシュウショクしなよ」
にっこり笑って言われたって簡単に頷けるわけ無いでしょ!!??
これはひょんなことから猫の国に連れて来られたごく普通の女の子が猫王に誘惑されつつも自分の将来を描いていく………異世界ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 12:09:05
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会話率:26%