短気なグリフォンが生意気で可愛くないクソガキにわからセッ()するおふざけしたラブコメ的な話です。
一応ツンデレ×ツンデレのつもりです。
pixivにも掲載しています。
最終更新:2024-03-01 00:00:00
59143文字
会話率:34%
優しかった両親を飛行機事故で一瞬に失った稲葉静香は学業を終えると悲しみや寂しさから逃げるようにパリに旅立った。
祖父が日系のアメリカ人でアングロサクソンの血を引く静香の容姿は誰もが感嘆の声を漏らすほど美しかった。
静香がシャルル・ド・ゴー
ル空港に降り立ちロビーに姿を見せた途端、当然のようにスカウトと思しき数人の男女に行く手を阻まれその内の一人の女性が声をかけてきた。
確たる目的もなくこの地を訪れた静香はその女性スカウトに勧められるままモデルクラブに所属することになった。
二年が経ち有名デザイナーから指名されるトップモデルに昇りつめたが嫉妬や妬みの人間関係に悩まされることとなった。
そんな或る日、気晴らしに訪れたセーヌ川の辺で日本人の男性と出会った、それが静香の運命を左右する緒方憲司であった。
静香はその甘いマスクと洗練された会話に酔っていた。
静香が初めて身体を許した男性だった。
そんな時、クラブの専属デザイナーから身体の関係を迫られた。
静香は拒絶しモデルクラブを辞めた。失意の静香を憲司は優しく慰めてくれた。
憲司に誘われて二人でロサンゼルスに渡り激しく身体を求めあい愛を育んだ。
静香は体型を保つために憲司に勧められたエアロビクスに夢中になりインストラクターとして生計を立てるようになっていた。
それから約一年が経った頃、突然、憲司が日本に帰って事業を起こすと言い残して一人で帰国した。静香もその3ヶ月後、憲司を追って日本に戻った。
再会した憲司から事業が失敗した事を告げられた。
憲司に頼まれて保証人にもなった。そして憲司は静香の前から姿を消した。
それから2ヶ月が経った頃1本の電話が憲司の異変を告げたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 17:27:55
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会話率:39%