世界は悠久の時を経て、無秩序な“生”に覆われた黄昏の時代を迎えていた。
“人間”という、古(いにしえ)にこの世の全てを支配した種族は、緩やかに衰退しながら、“小さき種”と“小さく無き種”のふたつの“種”へと、その遺伝子を変異させていった。
小さき種は“ニュルケ”と呼ばれる種族。
小さく無き種は“ティタン”と呼ばれる種族。
その両方の種に“雄”という遺伝子は既に存在しなくなって久しく、それぞれ種を存続させる為に、残酷な手段を用いていた。
それは、蹂躙されることを運命付けられた様々な者達の、残酷で淫蕩な物語…。
捕食された少女の絶望と快楽と共に物語は始まる…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-19 16:51:59
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会話率:17%