新魔王誕生を祝う式典を明日に控え、お祝いムードに包まれた城の中、オークの女戦士『ミレイユ』は、浮き足立つ使用人達を横目に先を急いでいた。
明日の式典前に、この魔王城を去らなければならない。明日の朝、いいや今夜にでもオークの里へと向かおう。
さもなければ、決心が鈍ってしまう。かの御方の晴れ姿など、見ようものなら、きっと縋ってしまう。
『――――、お側に置いてください』と。
魔族の中でも最下層に位置するオークの女戦士が、幼少期から守ってきた魔王様の元を去ろうと決意するが、結局逃げられずにとっ捕まり、女としての喜びを押しつけられるまでの話。
作者的にはハッピーエンドですが、魔王様が病デレ過ぎて、読者様によってはメリバエンドに感じるかもしれません。
※他サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 22:13:09
42712文字
会話率:39%
魔界の公爵の娘である、ハイデマリー。彼女は、幼くして死んだ氷竜の少女、スザンヌを被験者に、死霊魔法の研究を続けている。70年前に死んだ彼女の恋人、ヒドラの公爵、ディートリヒを蘇らせるために……。
そんなハイデマリーの、研究と仕事、スザンヌと
の友情が中心の現在。そして、ディートリヒとの出会いから別れを中心とした、過去。2つの時間軸が交差する、ほのぼのだったり、殺伐だったりな、魔界恋愛ファンタジー。
※性描写は中盤以降ですが、お相手はヒドラです。その点、ご了承下さい。
2016.8.10 妖精の設定を一部変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 02:29:00
160736文字
会話率:31%