☆こちらは18禁サイト用となっています。
21××年の夏、人類は新たな局面を迎えようとしていた。
静岡県西部の蝉の研究で有名な浜辺市にある蝉町。そこは四神名門(しじんめいもん)と呼ばれる4家によって守護された、神聖なる町である。しか
しその町は人類の希望でもあり、人間を地獄へと誘う場所でもあったーー。
ある初夏の朝、1人の青年が図書館へと向かう。しかし彼は何の前触れもなく寝入ってしまう。そして目が覚めた時、世界は崩壊を始めていた。
蝉という夏の風物詩である昆虫が、突如として人々を襲う。奪われた当たり前の日常は、暴走し知能を持った蝉によって支配されていく。
蝉は人間のように知能を持ち、喋るようになる。
食われた人間は1度死に、再び甦った時には五体満足ではなくなっていた。手足が蝉の羽や脚のように変貌し、生きている人間を捕食する。それは〈セラミック感染〉と呼ばれ、次々と人類を滅亡へと追いやっていく。
ーーこれは蝉の暴走からの1ヶ月間を生き抜く、サバイバルホラーである。
※ゾンビ物ですが、なろう受けはしない作品となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-08 17:21:06
2333文字
会話率:32%